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例えばこんなことで悩んでいませんか?
- 海外事業の最大の課題は「ひと」だと感じているが、何から手をつけていけばいいのか分からない。
- 現地社員の離職や離脱に一喜一憂する状態から早く抜け出したい。
- 進出して時間が経ち、海外拠点での人の定着率は上がってきたが、リーダーが育たず、生産性も上がらず、風土がどんどんぬるま湯的になっている。
- JV先や買収企業任せの人事の結果、自社の方針を理解した将来の幹部候補が育ってこない
- 日本人社員を現地に送るための準備や、代わりになる人材の手当てが一向に進まない。
- 中国・アセアン・欧州・米州…至るところで組織と人の問題が発生し、その場しのぎの対応を繰り返している。そろそろ、戦略的な組織人事を世界展開したい。
これらの問題を根本的に解決し、海外でビジネスを伸ばしていくためには、世界中どこででも通用する「自社文化に根差し、事業・組織戦略を軸とした人事戦略」を、粘り強く推し進めていく以外に、方法はありません。
海外では、どのような戦略・施策であれ、「見える形」になっていなければ、理解すらされません。
「海外では、何事も文書化すべし」ということは、既に常識になっていますが、組織人事については、必ずしもこの常識が理解・実践されていません。どこかに、「働いてもらえれば、うちの良さは分かる」「悪いようにはしないから」という気持ちからか、「組織・人事の見える化」は、必要性・重要性の低いものと捉えられがちです。
しかし、言語も文化的背景も異なる相手に対して、「我々の考え方・やり方はこうです」と形にして、相手にまず自分からぶつけずに、どうやって相互理解の第一歩を踏み出すことができるでしょうか。
人事戦略を考える軸となる自社文化・方針を見える形にすること。そして日本人・現地社員が一丸となって推進していくビジネス戦略を軸とした人事戦略を、「人事ルール体系」「育成体制」「場づくり体制」に具体化・見える化することが、海外での事業・組織展開を目指す企業にとって大切な「出発点」となります。
「機能する海外人事戦略」には、「見える化」をはじめ、海外で通用するためのいくつかの条件を満たすこと同時に、「我々はどういう人事戦略を打ち出しているか」を明確に伝えていくことが不可欠です。
海外で人事戦略に長らく携わり、ずっと感じていたことがあります。「多くの企業は事業戦略で「差別化」をしようとしているのに、なぜ人事戦略は他社(特に日系企業)の「物真似」ばかりしようとするのか」―
また、「現地的なものと日本的なものの融合」という発想は、結局のとこ何者でもない、はっきりしない形となり、何の結果も生みません。もはや、日本的・欧米的・アジア的といった発想には意味が無く、意味があるのは、自社方針の徹底的な磨き上げのみです。
事業戦略と同じく、人事戦略も他社の「いいとこ取り」は、できません。自社の文化や理念・方針を今一度しっかりと認識し、自社独自の海外人事方針・戦略を打ち立てていくしか方法はありません。借りてきたものや、流行りのやり方を取り入れただけのものは、社員からの不信感以外、何も生み出しません。
Go BEYONDは、会社独自の文化・理念を理解したうえで、「事業戦略の海外人事戦略への翻訳技術」を用いて、海外事業展開を目指す企業経営者・人事責任者の悩みを解決するコンサルティングを提供しています。